
きくらげ栽培も終盤に入りました。
きくらげ栽培もいよいよ終盤を迎えています。
ハウス内の温度は、20度を下回らなければ外気温に任せていますが、さすがに日々の温度が下がってきたのできくらげの子実体発生は遅くなっていますね。
ただその分きくらげの厚みは増してきています。
この時期のきくらげは特に収穫のタイミングに注意したいですね。
また、季節の変わり目は温度が大きいのでこのような時期はカビの発生にも注意が必要ですね。
カビの菌糸は透明で肉眼では確認できませんので、胞子を形成して有色化した時は早急な対応が迫られます。
ですから、秋口はハウス内のモニタリングを強化して、きくらげの変化に細心のチェックを払う必要があります。
このように、きくらげに限らず作物の栽培では「手遅れ」は厳禁ですから、正直、生育中は気が休まるということはありませんが、その分良質の作物が収穫出来た時の喜びもひとしおですね。
その時々の感動が日々の作業への活力になっているといってもいいです。
きくらげは糖度云々とか明確な風味があるというわけではなく、他の食材との相性の良さから食感のアクセントとして使われることが多いわけですが、それでも「笑顔のきくらげだから良いよね」といわれるように常に進化する高品質なきくらげを目指して栽培してきました。
もちろんこれからもその気持ちは変わりませんし、毎年毎年何らかの気づきを改善につなげて品質アップに繋げていけたらと思っています。
これから食べ物が美味しくなってきます。
多くの食卓で、笑顔のきくらげがみなさんの笑顔の源になれば、それが生産者としては最高の喜びになります。
2018.09.24