きくらげ生産を始められた方に起こりがちな問題

現在の栽培棟現場は、通常のきくらげの収穫作業や生産者の方の研修、視察で来られたお客様の対応に加え、生産者の方々の現地へ視察に行くといった業務を行っています。

 
その中の視察において、初めてきくらげの栽培を開始された生産者の方がうまく収穫できない陥りやすいミスが分かってきたのでシェアしますね。
 
うまく収穫できないにパターンは、概ね①「きくらげが成長しにくい状況にしてしまっている」場合と②「収穫時期を逃して病気を発生させてしまっている」という2つのパターンがあることがわかりました。
 
1つ目の「きくらげが成長しにくい状況にしてしまっている」ということに関しては、実際の現場で様子を確認したらその状況がすぐ把握できますので、都度、改善すべき個所および改善策をアドバイスしています。
多くの場合、数日後には無事改善されて収穫もできるようになっています。
 
2つ目の「収穫時期を逃して病気を発生させてしまっている」という点は、収穫や検品の手が慣れていない為に生じるものですね。
 
きくらげが菌床から出てくる様は、初めは少しずつですが段々とその量は加速していきます。
 
その速さに収穫の手が追い付いていかず、きくらげが異常な大きさで密集してしまって病気を発生させてしまっているようです。
 
きくらげの収穫は最適なタイミングで行わないとこのような状況になってしまいます。
 
また、収穫が間に合わない理由には収穫籠の用意ができていなかったとか、乾燥棟の施工が間に合わず収穫ができなかったというような様々な準備不足もあるようです。
 
こういった問題もおそらくきくらげの成長の速さが想定以上だったことが考えられます。
 
生産者の方々は栽培を開始される前に弊社栽培棟で研修をされます。
弊社ではその時に基本的な作業や注意点などをお伝えしてますが、いざご自身のハウスに戻られて実践されるとなると弊社栽培棟との違いということもあり、思ってた以上に追われてしまっているようです。
 
生産を開始されたあとに再度弊社へお越しになられて研修を受けられる生産者の方もいらっしゃいます。
 
栽培を始められる前の研修では「何も解らない」という状態で、ひたすら受動的に研修に向き合うことになります。
 
つまり、ご自身が感じる疑問や問題点すらも解らないいわゆる「解らない事が解らない」という状況ですね。
 
でも、栽培を開始されてから来られた時は明確に疑問や問題点が解っていますので、より実用的な研修になっているようです。
 
このように生産者の方々とのコミュニケーションをとることで、私たちも視察へ訪れる時期や何をどのようにお伝えすればよいかということがわかってきます。
 
様々に得た問題点や事案を弊社でもよく検討して、今後のサポートに生かせていけたらと思います。