
きくらげ生産事業について
弊社には毎月多方面から視察や研修で来られたり、多くの方から生産者希望のお問い合わせをいただいたりします。
個人の方や農家の方もいらっしゃいますが、きくらげ生産事業は助成金の対象にもなることから、昨年あたりからは法人様からのお問い合わせや契約が増えていますね。
今月も3件契約の内2件が法人様です。
事業の第2の収益の柱として、また、利用していない土地を有効利用できないかということでお問い合わせをいただいたりします。
土地利用の場合、新たに栽培棟を建設するのであれば問題ないのですが、中には廃屋を利用して栽培を行いたいといわれる方もいらっしゃいます。
廃屋の場合、その多くが木材に雑菌が混入しているケースが多く、残念ながらきくらげの栽培には向かないケースが多いようです。
きくらげは一定の温度と湿度の高い環境を好みます。
この環境は雑菌がもっとも好む環境でもあり、繁殖も盛んになります。
当然、きくらげに影響を及ぼす危険性も高くなります。
せっかく一生懸命育てていたのに、肝心なところできくらげが病気になってしまっては商品価値もなくなりますし、何よりも頑張った甲斐がないですよね。
ですから、お問い合わせ内容によっては慎重に回答させていただいく場合もあります。
ただ、いろいろな疑問や質問にはお答えさせていただいてますし、問題解決のご提案もしていますので、何かありましたらお気軽にお問い合わせ下さいね。
国内での国内産きくらげの需要は右肩上がりで伸びています。
また、海外展示会などに出店してきたことでアジア圏の国からの引き合いも増えています。
初期投資の回収も早く、きくらげ生産ビジネスはこれから先も有望なアグリビジネスのひとつだと思います。
2016.06.28