
天然成分由来薬剤を使用する害虫駆除機の導入
作物を栽培する上で注意しなければならないのは、害菌や害虫、それによって発生するさまざまな病気ですね。
弊社の笑顔のきくらげも無農薬で栽培しているため、虫の寄り付きが気にはなりますが安易な殺虫剤や忌避剤などの薬剤を使うこともできず、結構悩ましい問題でした。
特にキノコバエなどの害虫には捕虫テープを使うなどして環境に優しい対策をしてきましたが、これが意外と取替えが大変だったりランニングコストがかかったりということで、新たな対策も模索してきました。
そういった状況の中、この度マツヤニをベースとした液剤を加熱蒸散して害虫を駆除するという害虫駆除機を導入しました。
薬剤が天然成分由来なのできくらげへの影響は全くなく、害虫の忌避効果も高いというのが今回の導入の決め手ですね。
小型の害虫などはあらゆるところに潜んでいますから駆除テープだけでは限界がありますが、この駆除機は自動噴霧しますのであらゆる隙間や高さ10mの所まで非常に効率よく害虫を駆除することができます。
本体はコンパクト設計ですから省スペースで設置することができる上、持ち運びができるという点も非常に実用的です。
一度噴霧すれば2週間は忌避効果が持続しますので、ランニングコストは非常に格安に抑えることができますし、弊社のように複数の栽培棟があっても上手く噴霧のスケジュールを組めばこの駆除機1台で問題なく対応できます。
これから本格的なシーズンに入るに当たって、この駆除機は活躍してくれそうですね。
2017.04.28